会長ご挨拶

日本臨床試験研究会第４回学術集会総会会長
北海道大学病院　高度先進医療支援センター
センター長　教授　佐藤　典宏

　この度、日本臨床試験研究会第４回学術集会総会を札幌で開催させていただくこととなりました。
　昨今、新規医療技術の開発や標準治療法の確立のための臨床試験の重要性への認識が高まりつつありますが、諸外国と比較して、我が国の基盤整備は未だ十分とはいえません。そのような中、第４回学術集会総会では、「臨床試験実施基盤の強化のために〜我々は何を目指して、何処へ向かうべきなのか〜」をテーマに掲げました。臨床試験の国際化が進む中、臨床試験の基盤を更に「強化」するために何を考え、どう行動したらよいかを、参加者の皆さまと討議したいと考えております。サブタイトルに掲げた「我々は何を目指して、何処へ向かうべきなのか」は、国全体として何を目指すかを考えると共に、それぞれの職種、あるいは個々人も、何を目指して何処へ向かうかを考える集会にできれば、と希望しております。
　会期中は寒い札幌ではありますが、臨床試験に関わる多くの皆さまにご参集いただき、熱く意義深い学術集会総会になりますことを期待しております。